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虫がつきにくい観葉植物【室内】種類オススメ10選

インテリアのために観葉植物を買うか迷っているけど、コバエとか虫が湧いたら気持ち悪いな。だったらフェイクグリーンで我慢しようかな。と虫が原因で観葉植物を諦めている方も多いのではないでしょうか?

この記事では虫がつきにくい観葉植物10選を紹介し、虫がつきにくい工夫と栽培方法も紹介します。これらのトピックを参考することによって、虫への心配が大きく解消されるでしょう。

虫がつきにくい植物10選

まずは、虫がつきにくくて育てやすい観葉植物を紹介します。虫がつきにくいだけでなく、ネットで詳しい育て方もたくさん掲載されているので安心です。そして何より初心者の方でも育てやすいという大きなメリットがあります。

お部屋に生きた植物があるだけでお部屋の雰囲気がパッと明るくなり、癒しや空気清浄効果もあるので多くのメリットを実感できると思います。

サンスベリア

オススメポイント

サンスベリアは、シックハウス症候群の引き金となる空気虫のホルムアルデヒドやクロロホルムなどの有害物質を浄化する作用があることでも有名です。

乾燥に強いため、毎日水やりしなくてもいいので忙しい方にも育てやすい植物です。そしてサンスベリアは、70種類以上の品種があるのでインターネットでお気に入りの品種を探してはいかがでしょうか?

育て方
成長期の春~秋でも土の表面が白っぽく乾燥したらたっぷりと水あげをし、冬の休眠期はほとんど水やりを必要とはしません。年間を通して乾燥気味に育てるのがコツです。そのため水やりは年間を通じて他の植物よりも極端に少なく、管理がしやすいです。

パキラ

オススメポイント
パキラはなんと言っても手に入りやすく育てやすいというのがポイントで、最近では100円ショップでもよく見かけます。また園芸店に行くと、テーブルサイズから大きなサイズまで販売されているので部屋に合わせた大きさのパキラを選べます。

珍しい観葉植物だと、自分好みのサイズになかなか出会えないので、人気植物のパキラならではのメリットではないでしょうか。

育て方
日陰でも育ちますが、枝が間伸びして全体のバランスが崩れてしまいます。レース越しの柔らかい光の当たるところで育てましょう。春から秋の暖かい季節は、土の表面が白っぽく乾いたら水やりをしましょう。冬の休眠期は、土の表面が乾いて4~5日後に水やりをしてください。

モンステラ

オススメポイント
モンステラは、葉っぱが大きいため葉水がしやすいこと、その大きさから虫を発見しやすく虫の発生や増殖を未然に防ぎやすいところがポイントです。また南国感漂うユニークな葉っぱの切れ込みや形が部屋の雰囲気をおしゃれに見せてくれます。また、比較的成長が早いのでその様子を楽しむことができます。

育て方
成長期の春~秋は土の表面が白っぽく乾いたら水やりをしてください。休眠に入る冬は、土の表面が白っぽく乾燥してから2~3日経ってから水やりをしましょう。また、モンステラの葉っぱは大きいため埃が溜まりやすいです。

週に一度は葉水のタイミングで、表面に溜まった埃を柔らかい布で拭き取ってあげてください。そうすることで、光合成を効率的に行ってくれて元気に育ちます。

ユッカ

オススメポイント
ユッカもポピュラーな観葉植物で、自宅だけでなく美容院やオフィスなど多くの場所で見かけたことがあるのではないでしょうか。値段も観葉植物の中でもお手頃でホームセンターにも安く販売されているところがポイントです。乾燥や寒さにも強く、初めて観葉植物を育てる方にもってこいの植物です。

育て方
冬の水やりは、土の表面が白っぽく乾いて3~4日経ってから。春から夏の暖かい季節は、土の表面が白っぽく乾いてからたっぷりと水やりをしましょう。土が乾燥している状況に、たっぷりと水やりをするという環境のメリハリが植物の成長にとっては大切となります。乾燥に強い植物ですが、冷暖房の風を直接当たる場所は避けてください。

ポトス

オススメポイント
ポトスはつる性植物のため、ハンギングでツルを垂らしたり、植木鉢にポールを立たせてツルを上に這わしてタワー状に仕立てたり、水差しにしたりとさまざまなアレンジができるのがポイントです。トイレやバスルームなどの日陰でも育てられ、繁殖力が旺盛のため初心者の方でも簡単に育てられます。

育て方
夏場は毎日水やりをしてあげましょう。それ以外の季節は、土の表面が白っぽく乾いてから水を上げてください。耐陰性が高いため、窓からの光と風通しを確保できればトイレやバスルームでも育てられます。

リプサリス

オススメポイント
不思議な見た目ですが、リプサリスはサボテンの仲間で「ジャングルサボテン」という別名があります。水やりがとても少なく、直射日光の当たらない明るいところにハンギングしておくだけという手間のかからなさがポイントです。また、4~6月に小さな花を咲かせます。

育て方
春~秋の水やりは土の表面が白っぽく乾いたらたっぷりと水やりをします。土が乾燥してからたっぷりと水やりをするメリハリが元気に育てるコツです。冬場は、ほとんど水をあげずに放置状態で構いません。そのため手間いらずの植物です。

シェフレラ(ホンコンカポック)

オススメポイント
手を広げたような可愛らしい葉っぱが特徴で、寒さや暑さ、日陰にも強いため初心者でも非常に育てやすいというところがポイントです。

また、100円ショップやホームセンターでも購入でき、パキラ同様さまざまなサイズがお手頃な価格で販売されています。安くて育てやすいという条件から、まさに初めて観葉植物を育てたい方にうってつけです。

育て方
春~秋は土が白っぽく乾燥したら水やりをし、冬場は土が白っぽく乾燥して2~3日経ってから水やりをしてください。日陰でも育つ強い植物ですが、週に数回は直射日光の当たらない明るい場所で管理してあげると、シェフレラ全体の形が整いながら成長します。

ガジュマル

オススメポイント
ガジュマルは虫がつきにくいだけでなく、全て違った形をした躍動感あふれるシルエットでインテリア性が高いところがポイントです。日当たりと風通しの良い場所で育てると成長が非常に早く、枝を伸ばしすぐに葉っぱが生い茂ります。そのため育てているという実感が湧き、愛着が湧きます。

育て方
部屋の中で一番明るいところで管理をすると元気に育ちます。水やりは、春〜夏は毎日水をあげ、気温が下がる秋には徐々に水やりのペースを落とします。冬は土の表面が白っぽくなって2~3日経ってから水やりしましょう。

成長期の夏は、葉っぱが生い茂り剪定の必要性も出てきます。その時は、ゴム手袋をして樹液に触らないようにしましょう。手がかぶれる可能性があります。

シュロチク

オススメポイント
風が吹くとサラサラとなびく姿は、部屋の雰囲気を一気に上品な空間に変えてくれます。また、寒さや日陰にも強く育てやすいのがポイントです。また和や洋、南国風の雑貨にも合いやすく、植木カバーでさらに自分好みにアレンジすると、空間をよりラグジュアリーに演出できます。

育て方
日陰に強いといっても窓がなければやはり弱ってしまうので、窓がある部屋におきます。水やりは、春~秋は土の表面が白っぽくなってからたっぷりとします。冬は白っぽく乾燥して2~3日経ってから行います。乾燥する季節はこまめに葉水を行うと、美しい葉っぱを維持できます。

エアプランツ

オススメポイント
空気中の水分を吸収しながら育つため、土を必要としません。そのため虫が湧く心配がない上に、さまざまな飾り方ができるというのがポイントです。特に100円ショップでも販売されているイオナンタというエアプランツは初心者の方にも育てやすいと思います。

育て方
春~夏の水やりは、週2~3回の夕方~夜に霧吹きで水が滴るくらい与えます。それから風通しの良い場所におきます。直射日光の当たらない窓辺の管理がおすすめで、決して蒸れるような場所には置かないでください。冬は日の当たる場所で管理し、月に1回程度の水やりで大丈夫です。

虫がつきにくい5つの工夫

上で紹介した植物は、観葉植物の中でも害虫がつきにくい代表的な植物で、初心者の方に特におすすめです。育てやすく、インテリアにも調和しやすいです。しかし、それでも虫はどこからともなく現れます。それを避けるための工夫をこれから紹介していきます。

葉水を与える

観葉植物に群がる代表的な虫、ハダニやカイガラムシなどは乾燥した環境が大好きです。そのため、葉水で葉っぱの表面を水滴で覆うことによって虫が寄り付かなくなります。

さらに、ハダニなどの小さな虫を霧吹きの水で溺れさせて殺虫することもできます。葉水は霧吹きで行いますが、葉っぱの裏も忘れずに行いましょう。ミストタイプの霧吹きが便利です。

受け皿の水を捨てる

上の記事で虫は乾燥した環境が大好きだと書きましたが、コバエやトビムシなどはジメジメした環境を好み繁殖します。ですから、植木鉢を置いている受け皿に溜まった水はそういった環境を作り出してしまうので、水が溜まったらすぐに捨てましょう。

また受け皿に水が溜まり続けると、害虫が卵を産みつけそこからあらゆる虫たちが大繁殖し、手におえなくなる可能性がありますのでくれぐれもご注意ください。

無機質の土を使う

通常の園芸用の土は、腐葉土や堆肥が多く含まれ保水力もあることから、虫が潜んだり卵を産みつけるのに適した環境です。

しかし、「室内向けの土」のような無機質な土は排水性が高い上に虫の栄養分となる成分がほとんど含まれていないため、適切な水やりをしていれば虫が発生しにくいです。室内で育てる場合は、水捌けを重視しましょう。

虫除け剤を使う

虫による植物への被害を未然に防ぐ薬剤があります。よく知られているのがオルトランシリーズで、土にバラまくくだけで根っこから有効成分が吸収され、植物自体が特定の虫に強くなるという薬剤です。

約1ヶ月間効果が持続します。ただし、匂いが独特なので、匂いに敏感な方は3~4日間程度はベランダに置いていたほうがいいかもしれません。

肥料・活力剤・光を十分に与える

日光不足や栄養が足りていなければ、ひ弱な植物に育ってしまい、環境の変化や虫の被害に遭いやすくなってしまいます。ポトスのように耐陰性に優れた植物であっても、週に数回は柔らかい光が当たる場所に置いてあげる。植物の生育期に合わせて活力剤や肥料を与える。

そうすることで、元気な観葉植物に育ってくれます。それは同時に病気や虫に強い植物に育つということにつながります。ですから、トイレや浴室の少し暗いところに置いていたら、レースガーテン越しの柔らかな光で日光浴させてあげましょう。

虫がつきにくい栽培方法

土を使わずに育てられる観葉植物は多くあり、便利です。また土を使わないため成長スピードを抑えられるため、スペースの限られた空間に住んでいる方にはありがたい育て方かもしれません。さらに土を使わないということは虫が潜む環境がなくなるということなどで、虫対策に大きな効果を発揮します。

ハイドロカルチャー

ハイドロカルチャーという水耕栽培は、穴の空いていないお好みの容器に、ハイドロボールという粘土を高温で焼いた小さなボールを土がわりに敷き詰めて植える方法で、そこに水を入れるだけで管理します。

ハイドロボールを用いる際、植物の根っこの土を十分に落としてから植え付けましょう。また水の減りを目視できるため、慣れるまではガラス容器のほうが簡単に管理できます。一番のメリットは、土を使わずに衛生的という所です。

水挿し

最近はメルカリなどのフリマアプリでも植物を購入でき、水差しで発根した植物を少量ずつ販売されていることが多いです。

もちろんそれを土に植え替え早く大きく育てるのもいいですが、そのままお好きな瓶や陶器に水に挿して管理するのも涼しげでおしゃれです。

もちろん定期的に水を変えないといけませんが、成長が早く伸びすぎたモンステラやポトスを節で切りガラス容器で管理していると、節から発根して成長の様子を日々観察できて楽しいです。

ハーブを育てる

日当たりの良い場所に限られますが、ハーブを育ててみてはいかがでしょうか?ハーブに含まれる香り成分の中に虫が嫌がるメントール、シトロネラール、シトラールが含まれています。

レモンユーカリ、カレンソウ、ミントがおすすめです。室内でなかなか元気に育ってくれない時は、ベランダで育ててみるのも良いでしょう。剪定して室内で水挿しで楽しむことができます。虫除けにもなり香りも良く丈夫なので、おすすめです。

終わりに

この記事では、虫がつきにくい観葉植物と虫がつきにくい5つの工夫を紹介してきました。虫は100%発生を防ぐことはできませんが、今回紹介した観葉植物を選びお世話の工夫さえすれば、限りなく虫を見る頻度を抑えることができます。

今回紹介した観葉植物は、虫がつきにくいだけでなく初心者の方にも育てやすい植物ばかりですので、ぜひ参考にしてボタニカルライフを満喫してください。

作成者: ポトス君

当サイトでは、「これから植物を育てる人・育てたい人」に情報を発信していきます🌿

僕は、部屋に観葉植物を約100種類。200坪の庭にお花やハーブ、花木、樹木など100種類以上育てています。そして、ジャンク品やアンティークを取り入れたワクワクする部屋・庭づくりに取り組んでいます🌱

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