おしゃれな観葉植物12選
ワンルームだから観葉植物を育てるのは厳しいかな、トイレやキッチンは直射日光が入らないから育てられないと植物を育てるのを諦めていませんか。
観葉植物といえば、オフィスや病院、一般家庭にあるゴムの木など人の背丈ほどある植物をイメージされる方もいるかもしれません。
しかし、ワンルームやキッチン、トイレなどの限られた空間に置けるコンパクトでおしゃれな植物も最近人気を集めています。
また理想の生育条件は、カーテン越しの柔らかい光が当たる環境ですが、十分な日光の光がなくても育つ観葉植物たちもいます。今回のおしゃれな観葉植物12選では、管理場所、気温に水やり、育成ポイントを簡単に記しました。
育てやすさに関しては、育てやすいほど★の数が多いものとします。これから購入を考えている方の参考になれば幸いです。
ホヤ・カルノーサ
育てやすさ | ★★★★☆ |
管理場所 | 直射日光の当たらない明るい部屋 |
最低気温 | 5℃以上 |
水やり | 春~秋:土の表面が乾いたらたっぷりと 冬:土の表面が乾いて1週間経過してから |
育成ポイント
ホヤはツル性植物のため、ハンギングで管理すると葉っぱが下に垂れてきてオシャレに管理できます。ホヤの葉っぱは肉厚で、水やりは、頻繁に与える必要はありません。また耐陰性があるため、窓があり日中明るい部屋であれば部屋のどこにおいても大丈夫です。
ホヤは6~9月に花を楽しめるので、花付きを良くしたいのであればカーテン越しの明るい窓辺で管理したあげてください。ホヤは200種類以上確認されているようです。葉っぱの見た目も色々とあるので、お好みのホヤを育ててみてください。
ポトス・エンジョイ
育てやすさ | ★★★★☆ |
管理場所 | 直射日光の当たらない明るい部屋(玄関・トイレ・バスルームでも可) |
最低気温 | 5℃以上 |
水やり | 春夏:土の表面が乾いたらたっぷりと 秋冬:1週間に1回 |
育成ポイント
ポトスの品種の中でも、小ぶりの葉っぱと白い斑が入り可愛らしく、鉢植えはもちろんハイドロカルチャーの栽培や水挿しでも育てられます。お好みのインテリアスタイルで育てられるメリットがあります。
また耐陰性があるため、窓辺であればトイレやバスルームや玄関でも育てることができます。しかし暗すぎると、エンジョイの模様があせてきますので注意しましょう。ポトスの品種はエンジョイだけでなく10種類以上あるとされていますし、初心者にも育てやすいです。何を買うか迷ったら、ポトスを選んでみてはいかがでしょうか。
コウモリラン・ネザーランド(苔玉)
育てやすさ | ★★★☆☆ |
管理場所 | 直射日光の当たらない場所(外でも可) |
最低気温 | 10℃以上 |
水やり | 春夏:水苔の表面が乾いてから 秋冬:水苔の表面が乾いて2~3日経過してから |
育成ポイント
コウモリランは、苔玉のように水苔で包んで板付けにすると、壁にも飾れて便利です。10℃以上をキープできる場所であれば、室内でも外でも管理できます。しかし、直射日光に弱い植物なので、室内であればカーテン越しの光、または窓から少し離れた場所がベストです。
板付にしたなら壁に飾れるので、光の具合を見ながら飾れます。上記の水やりはあくまでも目安ですので、コウモリランの苔玉を持ち上げて軽いようであれば、バケツやたらい、ボウルに水を張って、10分くらいつけたら引き上げて乾かしてください。
乾燥状態と、水で潤っている状態のメリハリが大事なので、水苔が乾燥しきってから水やりをするのがコツです。コウモリランの水やりは、少し面倒かもしれません。普通に鉢植えにしてしまえば管理はもっと楽になりますが、苔玉で板につけると、インテリア性がぐんとアップしますので、試してみてはいかがでしょうか。
ペペロミア・ジェミニ
育てやすさ | ★★★☆☆ |
管理場所 | 直射日光の当たらない明るい部屋 |
最低気温 | 10℃以上 |
水やり | 春夏:土の表面が乾いたら 秋:土の表面が乾いて2~3日経過してから 冬:土の表面が乾いて4~5日経過してから |
育成ポイント
ペペロミアは基本的に、葉っぱに水を蓄える仕組みがあるため、水のやり過ぎは厳禁です。水切れがわかるサインとしては、葉っぱを触ったときに薄くぺらぺらになっている時です。
ジェミニが成長して土の表面が見えなくなったときに便利な確認方法となります。またペペロミアに直射日光を当ててしまうと、すぐに葉焼けを起こして見栄えが悪くなってしまいます。
一旦外に出すにしても、日陰で管理しましょう。冬の寒さに弱い傾向があるため、明るい部屋で温度が安定した場所で管理してあげると冬を越してくれます。見た目が可愛いペペロミアジェミニですが、ほんの少しだけ管理に工夫が必要です。
ヒメモンステラ
育てやすさ | ★★★☆☆ |
管理場所 | 直射日光の当たらない明るい部屋(玄関・トイレ・バスルームでも可) |
気温 | 5℃以上 |
水やり | 春夏 土の表面が乾いたら 秋冬 土の表面が乾いて3~4日経過してから |
育成ポイント
モンステラが欲しいけど、大きすぎるという方はヒメモンステラがおすすめです。耐陰性があるため、窓からの太陽の光がある場所であれば育てることができます。また湿度を好むので、毎日葉水を与えてください。そうすることで害虫予防にもなり元気な株に育ってくれます。
週に1度は直射日光の当たらない、家で一番明るい場所で日光浴をさせると、健やかに成長してくれます。株が大きくなってくると、水やりのタイミングが変わってきます。鉢を持って傾けたりして、軽ければ水やりをしましょう。土の表面が乾いていても重ければ、まだ水やりは控えましょう。
ヒメモンステラは、半ツル性植物のため、ハンギングにして垂らしたり、ポールを使って這わせたりと、部屋のインテリアにあった管理ができて楽しい植物の一つです。
ワイヤープランツ
育てやすさ | ★★★★☆ |
管理場所 | 直射日光の当たらない明るい部屋(玄関・トイレ・バスルームでも可) |
最低気温 | 5℃以上 |
水やり | 春~秋:土の表面が乾いたらたっぷりと 冬:1週間に1回 |
育成ポイント
ワイヤープランツは、暑さや寒さ、日陰の環境にも強く育てやすい観葉植物の1つです。生育期の4~10月は、水分を多く吸うので、水切れに注意しましょう。水切れが起こるとすぐに葉っぱが黄色く枯れ落ちてしまいます。しかし、土の表面が乾いていないのにどんどん水やりをすると、今度は根腐れを起こすので、土の表面の状態を必ず確認してください。冬場は、1週間に1回の水やりまで抑える代わりに、霧吹きでワイヤープランツの湿度を高くしてあげましょう。葉っぱが落ちるのを防ぐ効果があり、害虫予防にもつながります。園芸店だけでなくホームセンターにも安く販売されている上、育てやすいです。インテリアグリーンに気軽に取り入れやすいです。
フィカス・プミラ
育てやすさ | ★★★★☆ |
管理場所 | レースカーテン越しの窓辺 |
気温 | 5℃以上 |
水やり | 春~秋:土の表面が乾いたらたっぷりと 冬:1週間に1回 |
育成ポイント
フィカス・プミラは、繊細な小さな丸い葉っぱのかわいいルックスから、人気の観葉植物です。ワイヤープランツ同様に、成育期の春から秋は、水切れに注意しないと葉っぱがどんどん枯れていきます。しかし、常に土が湿っていてもすぐに根腐れを起こすので、土の状態を確認しましょう。
フィカス・プミラは生育が早く、土の表面がすぐに見えなくなるまで隠れてしまいます。そんな時は、植木鉢を持ったり傾けたりして、軽ければ水やりしてください。そして、年間を通じて葉っぱが非常に乾燥しやすいので、毎日葉水をしてあげることで可愛らしい葉っぱを維持できます。
ベンジャミン・バロック
育てやすさ | ★★★☆☆ |
管理場所 | レースカーテン越しの窓辺 |
気温 | 5℃以上 |
水やり | 春~秋:土の表面が乾いたらたっぷりと 冬:土の表面が乾いて1週間経過してから |
育成ポイント
ベンジャミン・バロックは、観葉植物の中でも葉っぱがカールして独特の魅力があり、インテリアグリーンの定番となりつつあります。成育期の春から秋は窓辺の環境で元気に成長しますが、冬の窓辺はベンジャミンにとって少し寒すぎ、葉っぱが落ちる原因となるので窓から離しましょう。
ベンジャミン・バロックは、植物の中でも丈夫で成長速度が速いです。そのため、単なるインテリアグリーンとしてだけでなく、育てていると言う実感が湧きやすい観葉植物です。
サンセベリア・ムーンシャイン
育てやすさ | ★★★★☆ |
管理場所 | 直射日光の当たらない明るい部屋 |
気温 | 10℃以上 |
水やり | 春~秋:土の表面が乾いて2~3日経過してから 冬:水をやらない |
育成ポイント
サンセベリア・ムーンシャインはシルバーがかった上品な緑色の葉っぱが印象的です。希少品種でしたが、最近は100円ショップでも見かけることもあります。サンセベリアといえばトラノオと呼ばれる品種で耐陰性があります。
しかしムーンシャインは、明るい場所で育ててあげた方が美しい色を維持できます。水やりは年間を通じて少なく成長速度が遅いため、特別な手入れをしなくても大丈夫なので、忙しい方にうってつけのインテリアグリーンです。
ソフォラ・ミクロフィラ
育てやすさ | ★★☆☆☆ |
管理場所 | レースカーテン越しの窓辺 |
気温 | 3℃以上 |
水やり | 春~秋:土の表面が乾いてから 冬:土の表面が乾いて3~4日経過してから |
育成ポイント
ソフォラ・ミクロフィラは、まるでアートのようなシルエットに繊細な葉っぱがたくさんついている観葉植物です。初心者には少し難しい植物と言われますが、風通しのいい明るい場所で水のやり過ぎに注意すれば元気に育ってくれます。
耐寒温度が最低3℃以上と室内用の観葉植物の中では寒さに強いので、よっぽどの寒波が来ない限り、窓辺で育てることができます。しかし乾燥には弱いので、毎日の葉水は欠かせません。
慣れるまでは葉っぱと土の様子をこまめにチェックした方がいいかもしれません。世話好きの方に向いた植物です。
シノブ(苔玉)
育てやすさ | ★★★★☆ |
管理場所 | 直射日光の当たらない明るい部屋(玄関・トイレ・バスルームでも可) |
気温 | -5℃以上 |
水やり | 春~秋:1日1~2回 冬: 2~3日に1回 |
育成ポイント
シノブはシダ植物で、苔玉仕立てで屋外だけでなく屋内のインテリアグリーンとしても人気があります。シダ植物は湿度が大好きですので、葉水は毎日しましょう。反対に、クーラーや暖房の乾燥した風やサーキュレーターの風を直接当ててしまうと、葉っぱがすぐに傷んでしまいますので、それらに配慮した場所で育てましょう。
非常に繊細な印象ですが、水の管理をきちんとすれば基本的に丈夫な植物です。見つけたら育ててみてはいかがでしょう。和の雰囲気はもちろん、洋風の雰囲気にもマッチします。
リプサリス・カスッサ
育てやすさ | ★★★★☆ |
管理場所 | ハンギングでレースカーテン越しの窓辺 |
気温 | 5℃以上 |
水やり | 春~秋:2週間に1度 冬:水をやらない |
育成ポイント
リプサリス・カスッサは、繊細な見た目ですがサボテンの仲間です。しかし直射日光には弱いので、必ずレースカーテンなどで遮光してください。ハンギングにして育てると繊細な茎が垂れ下がってきて涼しげでおしゃれです。
またリプサリスは、9~10月になると黄色や白色の小さな花を咲かせてとても可愛らしくなります。水やりが他の植物と比べて極端に少なく、花まで咲くのでとてもおすすめのグリーンインテリアです。
終わりに
最近観葉植物はブームになっていて、100円ショップやスーパー、道の駅などでも多く販売されるようになりました。そしてその多くは、コンパクトに育てられます。
さらに耐陰性のある植物も多くあり、窓がある環境で植物を管理すれば、忙しい方でも育てられる品種も多く販売されています。
観葉植物を部屋に置くと爽やかな印象を与えるだけでなく、インテリアと調和しやすいのでおしゃれに部屋を演出することができます。ぜひこの記事を参考にしてボタニカルライフを楽しんでください。